Helical
ctは撮影効率が良く、空間及び時間分解能の高いデータを、従来のCTより少ない被曝量で得ることができる。心機能の解析に関しては現在も様々な研究が続けられているが、
4次元CTデータの質が向上すれば、より精度の高い解析を行うことが可能となり、心疾患の早期発見にもつながると期待される。
本研究では、Helical CTで撮影された4次元データを用い、 心臓の拍動の解析に用いられる左室領域の抽出を行う。
左室の短軸断面には以下の特徴がある。これを利用して左室の同定及び抽出 を行う。
- 左室血流領域が円形に近い
- 左室血流の周囲を心筋が取り囲む
図1: 左室短軸断面の生成
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図2: 左室血流領域の抽出結果 |